ちぇきん箱

1. 2024/11/02(土) 08:23:21|
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今にも雨が降り出しそうな寒い日

写真にはあまり適さない天候かもと思いつつ

カメラをバックに入れて出かける。

ステキ写真を撮りたいというよりは

カメラを使うが楽しいという私のカメラ感。

ファインダーをのぞき、シャッターを押し

グルンと巻き上げレバーを回す音や感覚がたいそう心地良い。

あてもなく歩くのは行き詰ってしまうから

時間と距離を考えて今日の行き先を考える。

電車に乗り、初めて降りる駅をきょろきょろと見渡し歩き出す。

目的地に向かってただ真っすぐに進むのはつまらないし

ちょっと脇道を行ってみようかな。



























路地でネコを見つければラッキー！と思い

お留守番犬と目が合うと「やぁやぁ」と挨拶し、吠えられる。

途中、小さな公園をのぞき花壇に植えられた花を見る。

古いアパートなんかはとっても興味があって

この建物は大丈夫なのかなと物干し台を見上げたりする。

そしてまたひとつ路地を曲がれば新しい発見が見える。

こんなところでこんなことを！！をやっちゃってる名物おとうさん。

目が合ってにっこり微笑めばそれはそれは嬉しそうな笑顔を返してくれて

自慢のコレクションの説明が始まる。

いろんな人がいるんだなぁーと実感ひしひし。

さてと、もうずいぶん歩いたしそろそろ帰ろうかと見わたすが・・　

あら！いったいココはどこかしら。

私はどっちから来たんだっけ。

またいつもの迷子か。涙。。

とにかく駅に戻ろうと耳を澄ませば

あーこっちの方から電車の音がする！！　

突飛なヤマカンで駅をめざす。

来た時はこんな急な坂道なんてなかったよなーなんて思いながら

てくてく歩く。

そしておめでとう。ようやく駅らしき建物が見えてきた。

Good job!! 私。

んー、でもなんだかおかしおかし(←ただ今、地元高校生に大流行中の言葉。豆)

来る時は埼京線に乗ってきたはずが

たどり着いたのは高崎線の駅。　

カメラを持ってるといつもひと駅ふた駅は歩いてる気がする。

いろんな発見や出会いは迷子の不安も消してくれる。

迷子になったってまた出かけたいと思う。

寒さでかじかんだ手をカメラにそえて。

























 

1. 2010/11/18(木) 11:05:52|
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