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- 2024/11/02(土) 08:26:12|
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一ヶ月と10日前には大暴れして日本中を泣かせた海。
あの時の海の景色には言葉もなかったけれど
それでも青くて広い海は
私のもやもや心に風を入れてくれるとわかっている。
パートが休みでもなんでもない日。
午後からの仕事時間に間に合うように逆算して
大急ぎで電車に乗る。
電車の中では寝不足を補うつもりで・・・ZZZ・・・。
駅を降りるとなんだかいつもと空気が違う。
何故だろうと思いながら歩く。
海に向かう道路には何台もの工事作業車と
何人もの道路工事に汗する人や警備員の人たち。
いつもは豪華でキラキラしているベイエリアのホテル群も
今日は靄がかかってるように輝いていない。
そっか、震災の影響で液状化してしまった道路を直しているんだ。
誰もがもくもくと仕事をしていた。
「壊れたから直す」。もちろん仕事なんだけども
その背中には仕事を超えた何かがあるようで力強さを思った。
警備のおじさんが丁寧に案内してくれる道を恐縮しつつ通る。
いつも通る海への道は頑丈そうな鉄のゲートでがっちり閉められていた。
松林に遮られ背伸びをしてもぴょんぴょん跳ねてみても
海の一片さえ見えない。
残念に思い俯く私を日焼けをした警備のおじさんが
にこにこと笑いながら
「今はまだ危ないからね、この先は立ち入り禁止になってるよ。
また直ったら海に行けるからね」と。
誰もがまたいつもの日々を待っている。
海を見に行ったのに海が見られなかった。
けれど、これもまた思い出。