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- 2024/11/02(土) 08:26:54|
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坂道を上ったり下りたり、道幅が広くなったり急に狭くなったり。
屋根から飛び出した物干し場の洗濯ものがパタパタはためくのを眺め
路地を歩き、所狭しと置かれた鉢植えの乱雑さゆえの趣きに感心する。
角を曲がったところで可愛らしいおばあちゃんと出会う。
ムーミン谷のミィのようにきゅきゅと結いあげたお団子ヘアに
小さな銀色の花びらの髪飾りがとってもキュート。
元お豆腐屋さんを営んでいたというおばあちゃんは御年86才だとおっしゃる。
でもとてもお元気。お耳が少々遠いようだったけれども
自分が言いたいことだけはちゃんと伝えることができるしっかりさん。
「昔はね、この辺はねー」と話を聞かせてもらう。
「じゃあ、写真を一枚撮らせてもらって良いですか?」と伺うと
「えっ!アタシをかい?」と急いで髪を撫でつける。
うんうん、やっぱりきれいに撮ってもらいたいものね~。
可愛い笑顔のおばあちゃんを撮り、それでは・・とお別れする。
どうぞ、お元気で。
おばあちゃんちを出てしばらく歩いていると
なんだか後ろの方で呼ぶ声が聞こえたような聞こえなかったような。。
なんとなく振り返ると
さっきのおばあちゃんが大きく手を振りながら、こちらを呼んでいる。
え?何何何???
小走りにおばあちゃんの元に向かう。
おばあちゃんもこちらに駆け寄ってくる。
あらあら、おばあちゃんは走らなくて良いからー。
カメラが重くて早く走れなくて、なんだかもどかしいくらいだったけれど
どうにかおばあちゃんの居る場所へ。
見るとおばあちゃんの手には水ようかんとモロゾフのキャンディ。
「これ、おあがり。」
もう!! おばあちゃんたらわざわざ?これを??
嬉しすぎる。おばあちゃんの気持ちが嬉しくて温かくて
とってもとっても感激してしまった。
ありがとう、おばあちゃん。
再度お別れをし、頂いた水ようかんをよくよく見ると
三年前に賞味期限が切れている。
ずっとおばあちゃんちの冷蔵庫に眠っていたのかな。
おばあちゃん自分で食べたら良かったのに・・。
大事な水ようかんをありがとう。
おばあちゃんの笑顔を思い出しながら頂きましたよ。
ぜんぜん大丈夫だった。
またおばあちゃんに会いに行きたいです。
水ようかん持っていくから一緒に食べよう。