ちぇきん箱

うちで飼っているネコ、「もも」と「はな」は外には出ない全くの家ネコとして生きている。

でも外の景色を眺めるのは大好きで

しょっちゅう出窓の所に上って、仲良く２匹並んで外を見ている。

家の誰かが帰ってくるのを確認すると玄関まで猛ダッシュで降りてきてくれたりして愛おしい。

１日のうち何度かうちの前を通る野良猫に反応したり

電線に止まるスズメにニャゴニャゴ何やら話しかけてみたりして遊んでいる。

前にそんなに外が好きならお散歩行ってみる?と

「もも」を抱っこして玄関のドアを開けてみたとたん

ニャニャンと焦った「もも」は私の体にしがみつきパン君状態。

外は憧れだけれど、ホントは恐いらしい。

道路を渡っていく野良猫。

どこへ行こうが何をしようが自由気ままだけれど

いつも空腹で危険もいっぱい。

家ネコと野良猫。

どちらが幸せなんだろう。

山の中にあったネコハウス。

ぱっと見ても30匹近くのネコが在宅中。

そんなに狭いわけではないけども

でもこのネコの数からすると十分に広いとは思えない。

猫口密度高め。

大きなボールに入ったドライフードが山盛りに数か所置かれている。

水もトイレもみんなで共有だね。

もしこの部屋で何か病気が流行ったら

すぐに蔓延してしまいそうな、そんな印象。

まだヨチヨチ歩く仔猫も人懐っこいサバ白子猫も、

なぜか私のカメラストラップが気に入って

なかなか返してくれなかった茶トラも

この部屋で病気にでもなったら・・と悪いことを想像してしまう。

だから・・この子たちに予防注射を受けさせるための募金箱に

願いを込めつつ、高額なお札を入れた。

どうか、ハウスの外からこっちを見ていた店主のおじさんの飲み代なんかには消えませんように。

ネコの本当の幸せって何だろう。

人の幸せも霞がかかってよくわからないんだ、私。