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- 2024/11/02(土) 04:41:03|
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今を生きているほとんどの人には
皆同じに明日という未来がある。
違うのはその未来にどんな希望を持っているかということ。
60才にして男の子のパパになったというイタリアンバーのマスターは
きっと子どものためにずっと元気でいられるように
時々子どもの写真をお客にチラチラ見せながら
明るく若く頑張るでしょう、明日のために息子のために。
小雨の中、公園のあじさいを眺めながら
ぷらぷらと歩いていると何やら異様な特殊な人物を発見。
これも一種の大道芸なのか、
漫画の読み聞かせをしてくれるらしい。
ふむむむむ。
やや不安が過るものの誰かに本を読んでもらうことなんて滅多にないような。
もっぱら子ども相手に絵本だったり
この頃は職場で視力が落ちてしまったお年寄りに新聞の社説を読んであげるとか
こちらが読んであげることばかり。
たまには読んでもらう側になってみたいなと。
ひとりでは絶対近づかなかったであろう髪の毛モジャ男と
膝をつき合わせながら漫画の読み聞かせをしてもらうという
やっちゃったかも体験。
公園の木立の中で用意された小さな風呂椅子に腰かけモジャ男の声で漫画を見る。
とっかかりこそ通りすがりの人たちの視線が恥ずかしかったけれど
ページが進むにつれいつの間にかモジャ男ワールドへ。
三つほどの声色で抑揚をつけながら吹き出しを読み上げる。
しばらくしてなんか頭がクラクラするヘンな匂いがしてくるし
もしや読み聞かせながら陰でハーブ焚いてる?と思いきや
それはモジャ男自身が発する匂いで。。涙。。
どこをどうしてこんな場所でそんな匂いを発しながら
人に漫画を読み聞かせているのかまったくわからないけれど
モジャ男にも明日はある。
あるからとりあえずお風呂に入ってほしい、明日のために。
飲み屋さんで偶然隣りの席になり話をした2人の可愛い女の子。
ナースをめざす看護学生さん。
このところ職場にいるベテランナースの毅然とした動きに
感心させられることの多い私は女の子達を大応援したい。
先輩達や婦長が怖いんですーとオロオロしながら言うけれど
それでも頑張って。
勉強も大変で実習も辛いことが多いだろうけど
きっとナースになって頑張ってほしいと思う、明日のために誰かのために。
そして私の明日を待つ思いといえば
海に行きたいとかビールを飲みながらナイター観戦したいとか
自己流でしかゴーヤチャンプルを作ったことがないので
ちゃんとしたお店のゴーヤチャンプルを食べてみたいとか
まるで今月の予定みたいなことしか思いつかないけれど
それでも明日が叶えばきっと嬉しい。
創業100年を超える大きな酒場にて。
老朽化のため閉店をしてしまう場所へ滑り込みセーフで訪れる。
雨漏り間違いなしの天井も
年季の入った壁も階段も床もテーブルも椅子も
ここから明日を思い描いて歩き出す人たちを
長い間毎日見送ったことでしょう。
ふと昔の人たちがここでわいわい飲んでいる光景が
浮かんでくるようで
初めて訪れたお店なのにむくむく愛着が湧き上がり
ここが取り壊されてしまうことが残念で堪らない。
古く歴史のあるもの
人が大事に思っていた場所がまたひとつ消えてゆく。
せめて写真に。
写真を見て懐かしむことができるように。
改装後はきっとまた未来ある人たちのための
大切な場所になってほしいと思う。
少しは今の面影が残るお店になるといいのにね。。