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- 2024/11/02(土) 00:24:33|
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いつの頃からか毎年のこの時期に
実家の父の年賀状を作ることが決まりになっていた。
知人用、仕事用、親戚用とそれぞれいくつかのサンプルを作り
父に送り選んでもらってそれを仕上げる。
プリンターがカチャカチャと動く音を聞きながら
少し遅くなってしまったけど
また今年も無事こうして父の年賀状を印刷できて良かったなとほっとする。
いつも仕上げた年賀状を送ると父から電話がきて
「今年もありがとう。来年は喪中欠礼のはがきになるかもしれん。」
と言うのだけれども、
そろそろそんな冗談も笑い飛ばせない御年84才の父。
昔は頑固で堅物、末っ子の私にだけは多少甘かったけれど
それでも長電話をしては怒られ、帰りの時間が遅いといっては
玄関前で仁王立ちになって待たれ
もうそれはそれは恐くて走って帰ったにもかかわらず
回れ右をしてどこか遠くに行ってしまいたくなったほど。
そんな父も今や曾孫を持つ身、すっかり白髪の好好爺となる。
また昔とは違った頑固な部分が現れてきたと母は愚痴るけれど
やはりいつまでも元気でいてほしいと願う。
そして年明け。
父のひと言添えられた見慣れた年賀状がうちにも届く。
今年も残り二十日ばかり。
私は焦る気持ちと諦めの気持ちにグラグラしながら過ごすことでしょう。