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- 2024/11/01(金) 18:35:11|
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4月の下旬、姉から実家の両親がダブルで入院したと告げられる。
母は以前から決まっていた整形外科へのことでわかっていたけれど
父の方は突然でしかも心臓の病。
おまけに実家のある町では手術が出来ないために
隣県の大学病院に搬送入院となった。
母は実家から徒歩3分の病院だけれど
父は電車にゆられて1時間さらにバス。
姉が毎日ふたつの病院を掛け持ちするのは負担が大きいだろうと
4月末から5月はほぼ週末は帰省していた。
パートとはいえ今のところ、私の代わりをお願いできる人がいない不便さで
金曜の仕事を終え、最終の新幹線に乗り
日曜の最終でこちらへ戻ってくるというハードな週末の繰り返し。
もう少しで新幹線回数券の購入も考えていたほど。
それでもおかげ様で母の手術はうまくいき
父も生命の危機は免れ無事持ち直した。
ただここから先のこと・・。
父のかなり悪くなっている心臓にメスをいれるかどうか。
手術をすれば今回のような緊急の事態を概ね回避できる。
だけども手術の成功率というより
父の年齢や体力を考慮するならば
手術をせずに静かに過ごすのも良いでしょうとのこと。
手術はいつの時も100%の成功はなく
もしもの場合は寝たきり、そしてこの年齢で寝たきりになった場合は
ほぼ間違いなく認知症が起こるでしょう。
そこで母の病室で兄、姉、私の四人が集まり家族会議。
父は会議の結論に従いますという弱気な立場。
母と私は「もう年だし受けなくていいんじゃない?」という成りゆき任せ派。
兄と姉は「最後のチャンス。出来ることはなんでもやるべき!」という現実直視派。
父の注射嫌い知ってるでしょうに。
85才にもなって手術の恐怖を味わいたくないじゃない。
しかももしかしたらそれっきりの寝たきりかもよ。
と母と私はのらりくらりと応戦したけれど
兄と姉の手術決断の意思は固い。
もし寝たきり認知になったら?とふると
「私が看る!!」と姉はきっぱりと言い切った。
とりあえず父の病状も落ち着き、
手術を受けるにしろまだ先の話なので
父も先日退院となった。
私の実家通いもようやく終わった。
父の携帯に電話をかける。
「どお?調子は?」
「おぅ。まぁまぁいいよ。」
あんまり動いちゃダメだよ。
お薬も忘れずにきちんと飲んで。
ウンチをする時も力むと心臓に負担がくるから
ウォシュレット使ってね。
お母さんと仲良くしてよ。
父の「うんうん」「あーわかっとる」と頷く声を聞きながら
いつかは聞けなくなってしまうことを頭の片隅で思いつつ。