秋の週末、東京神田川を船で下るという
少々マニアックな体験をした。
東京育ちの人だってあまり体験したことないんじゃないかしら
というこの航程は
日本橋を出発して、計14もの橋の下をくぐり
また元の日本橋に帰ってくる、時間にして90分の船旅。
いつもは電車や歩きで見ている風景を川側から
つまりは裏っ側から見る不思議な景色。
人や車がたくさん通る道路の下が
いまだに戦前のままの石垣だったり
賑やかに人々が過ごす川べりのお茶屋さんの柱が
実は川の中に埋まって、半分はすでに削れてしまってるとか
陸からは全然気づかない。
それでもこれが風情ということなのかな。
石垣がかっちりしたコンクリートでは面白くないし
ちょっと危なげなお茶屋さんの様子だからこそ
一瞬ココはどこですか?の異国情緒が楽しめるのかもしれない。
まあ、きっと安全基準はクリアしてるのだろうし。
そんなこんなで船旅を楽しんでいると
町なかでは狭かった川幅が
一気にぐーんと広くなり、それにより風を受け
水面にゆらゆらと波がたち始めた 。
船がいい感じで揺れる。揺れる。揺れる。
ここ最近、何故か乗り物酔いをするようになり
車に乗っても電車に乗っても、危機ではないけれど
要観察ってレベルを感じるようになっていた。
それが船。当然くる。ホラきた。
でもへーき。きっとへーき。
水面は見ずに遠くの景色を見るように。
よしよし。大丈夫。大丈夫。
おかげ様で酔いも「ちょっと気持ち悪かった」というくらいで
無事に船は到着。
ぽかぽかの小春日和だったとはいえ
この時期、90分間も水上にいると
すっかり体は冷えきってしまった。
同行の解説をしてくれてた人は
「桜の季節にまたどうぞ」と言っていたけれど
春先はもっともっと寒いだろうなぁ。
東京の町を船体験。
一度乗ってみたかったから乗れて良かった。 楽しかった。
ではでは、何か温かいものを食べに行きましょうよ。
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- 2016/11/13(日) 14:34:37|
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